「研究職を狙う!」「卒論のテーマを深める!」というモチベーションで大学院に進んだ大学院生。「自分の興味を突き詰める!」「この難題の解決に人生を捧げる」というモチベーションで研究者になった社会人。学問と研究に充実していた毎日を想像していたけれど,案外学部の延長戦を消化している感覚で,思っているほど楽しくない。
そして,何よりも…出会いがなさすぎる。
そんな大学院生が出会いを増やすためには何をしたらいいのか,まとめた結果を報告致します。
記事の概要
出会いが本当に少ない大学院生と研究者…
多くの大学院生や研究者が必ず口にする悩みと言えば…
異性との出会いが(ほぼ)皆無。
同期で就職した人らは,自分の好きに使える収入があって,そのお金で合コンとか趣味を楽しんでいるという話も聞いたりする。それに対して,なんで自分は大学院でこんな砂漠みたいな学生生活(の延長戦)をしているのだろう…
医学部生なら,5年生や6年生(M1,M2相当)になっても異性からの引く手はあまた。けれどもそれ以外の研究科ならば,出会いと恋人に飢えることはもはや不可避な運命なのだ。特に理系の場合はその傾向が顕著。
大学という閉鎖的な環境にい拘束される時間が長くなってしまうと,外部社会の異性との出会いが極端に少なくなってしまうというのは,院生にも研究者にも共通する課題である。
院進すると,婚期が遅れるという学説
大学院生御用達の就活求人サイト,「アカリク」にこんなアンケート結果がある。
「修士・博士卒の計140人に聞いた。”院進すると婚期が遅れるか?"」
回答結果は,73.9%が「YES」。
修士卒や博士卒の社会人にとっては,「院進は婚期とのトレードオフの関係にある」というのが共通認識であるようだ。
浪人や留年なく最短で修士を卒業したら,24歳。1年以上の空白があったらその時点で,修士卒になる年齢は四捨五入して30歳である。
大学院のうちから結婚や将来のことも考え,出会いを増やす努力をしたり恋愛をしているのなら問題はない。「結婚マラソン」を少しフライングした状態でスタートできるから,ゴールに着くためにそれほど急ぐことはない。
問題は,異性との出会いが皆無と嘆いている大学院生(特に男子理系院生)。20代半ばで社会に放り出されて,全くゼロの状態から結婚相手を探すことになる。大学院で過ごした2年間の遅れ,失敗を重ねながら異性との出会いのノウハウを習得する期間,出会いを探す期間,目の前の相手が結婚にふさわしいか見定める期間…。30歳を目標に結婚を考えているならば,これらを5年間のうちにすべて経験しなければならない。
「大学院で異性との出会いがない」というのは,非常に由々しき問題なのだ。
大学院生と学部生の出会いのセオリーは別物
大学の学部生だったら,異性との出会いを増やすのは案外簡単でした。サークルに入ったり,学生団体に入ったり,友人の誘いで合コンに行ったり…
けれど,大学院生のという「年寄り」になると学部生のように思いっきりサークル活動をするわけにもいかない。大学に5年や6年もいると,サークルをエンジョイしている学部生のように飲み会をしたりオールでカラオケするような体力もない。
同じ研究室やゼミの学部生を見ていたり,授業のTAとして学部生に普段から接したりしていると,「学部生,若い」という感慨と畏怖を抱かずにはいられないはずだ。
学部生気分で異性を物色しようとする大学院生に,年相応の円熟味と知性を感じる人なんていない。
学会での出会いには期待すべからず
学部生にはなく,大学院生や研究者が参加できる出会いの場…そう,学会。
だが学会は,出会いの場としては期待すべきではない。ノーベル賞受賞者に圧倒的に男性が多いように,特に理系の学会は男性の比率が圧倒的に高い。女性の研究者がいたとしても,多くの場合はずっと年上の人だ。
学生団体やNPO団体に所属すれば出会いは広がる?
テニスサークルやフットサルサークルのような,いかにも「出会いのためにあります」みたいなサークルに大学院生が所属することは難しい。
それならば,NPO団体や学生団体に入って,人間関係を広げようというアイデアもあるかもしれない。
残念ながら,出会い目的に学生団体に入るのもコスパが悪い。ある学生団体に入ったからといって,そこに自分の好きになれるような異性がいるとは限らない。もし入った学生団体に一目惚れするような人がいたとしても,その人に恋人がいる可能性も大いにあり。
出会い目的で学生団体に入って,結果が思わしくいかなかったら時間も相当無駄になってしまう。ある学生団体で恋愛がうまくいかなくて居づらいから,他の学生団体を探す。学生団体やNPO団体はそれほど,出入りがしやすい組織ではない。
大学院生に「マッチングアプリで出会いを増やす」選択肢を
それでは,マッチングアプリを使ってみるというアイデアはどうだろうか?
スマホさえあれば,それほど時間を無駄にすることになく多くの人にアプローチすることができる。出会いのためにわざわざ学会に出たり,わざわざ合コンを企画したり,わざわざ研究室やゼミの後輩にアプローチしたり,わざわざ学生団体に所属したりする必要もない。
自分の周りのコミュニティを破壊することなく,スマホとリアルの境界で様々な出会いを探すことができるのがマッチングアプリなのである。
Tinder vs ペアーズ,大学院生におすすめなのは?
大学院生向けマッチングアプリとして,「Tinder」や「ペアーズ」が候補に挙げられる。
Tinderはアメリカ発のマッチングサービスで,首都圏の外資系サラリーマン・帰国子女・高学歴大学生のユーザーが特徴的。
一方でペアーズは,日本発のマッチングアプリの先駆け的存在で,20代を中心に,日本全国に一定数のユーザーを誇る。首都圏がメインの Tinder と異なり,地方都市の大学院生でも会員になればすぐ,近くのユーザーを探すことができる。
Tinderはある意味,強者たちがしのぎを削り合う弱肉強食の世界。これまでにそれほど出会いがなく,これから出会いを増やしていきたいという大学院生にはペアーズをおすすめしたい。
大学院生がマッチングアプリを使うメリット
Facebookアカウントor 携帯番号で手軽に会員登録
マッチングアプリを使うためには,会員登録や本人確認が必要。ペアーズなら,Facebookのアカウントか携帯電話番号さえあれば,その場で会員になれる。ちなみに,ペアーズには入会審査なし!「大学院生」というステータスを生かしながら,日本全国で広く出会いを探すことができる。
ペアーズの利用にはFacebookアカウントが必要と申し上げたが,Facebookのフォロワーやタイムラインにはマッチングアプリを使用しているという情報は一切流れない。そのため,Facebookの友人に恋人探ししていることがばれることなく,かつ簡単な登録でペアーズなどのマッチングアプリを利用することができるのだ。
会員数最大のマッチングアプリを使っておけば,ほぼ間違いはない
2018年現在,800万人という会員数を誇るペアーズ。ペアーズの会員に登録することで,この数百万人規模の出会いのネットワークにアクセスする権利が与えられる。大学院生としていままで出会いがなかったことが,なんだか馬鹿馬鹿しくなってくるくらいだ…。
ペアーズは日本でのマッチングアプリの先駆け的存在で,他のマッチングアプリにはペアーズの後発としてリリースされたものが多い。これまで数々のマッチングサービスが生まれては消え,生まれては消えを繰り返してきたが,大手マッチングアプリで最大の会員数のペアーズを使っておけば損はない。
ネット上には,様々なマッチングアプリの比較情報があまりにもたくさん溢れている。そんなたくさんの情報の洪水の中で迷って動けなくなる人よりも,「これ!」と決めて行動した人の方がよい結果を生むものだ。
スマホ上で「いいね!」するだけのシンプルな異性選び
ペアーズの莫大な会員の中から好きな条件で異性を検索して,自分の気になる異性に「いいね!」を送るだけの,シンプルな異性選び。Facebook や Twitter の投稿にいいね!を送るようなシンプルな操作で,気になる異性にアプローチすることができる。
異性にいいね!をすると,相手側に通知が届く。もし相手があなたのことを気に入ってくれて「いいね!」を返してくれれば,めでたくマッチング成立。マッチング成立後に,その異性と1対1でチャットをすることが可能になる。
大学院生というスペックを生かして
入会審査のないペアーズでは,大学院生は圧倒的ハイステータス。真剣な出会いを求めている同世代の異性,結婚につながる出会いを求めているユーザーにとっては,大学院生と伝えると好感度が高い。
他の人にも分かりやすいように自分の研究していることを伝える努力と,将来に対してどんなビジョンを抱いているか。この2つをプロフィールやトークの中で相手に伝わるようにすれば,異性から見つけてもらえる可能性が高くなる。
大学院生の出会いまとめ
1年間浪人していたり,留学していたり,留年していたりすると,大学院を卒業して修士号得るころにはもう20代半ば。四捨五入したら30代が見えているという大学院生の人もいるはずだ。
一足早く社会に出ているひとは,社会の荒波にもまれながら,少しずつプライベートと仕事のバランスを自分の中で確立していき,結婚へと一歩一歩進んでいる。
翻って,異性との出会いや素敵なイベントが皆無の大学院生。年齢や同年代で社会に出ている人たちのことを考えると,のんびりしていてはいられない。