恋愛記事サーフィンで,貴重な20代の時間を無駄にしてない?




1.なぜ粗悪な恋愛記事がネット上に溢れているのか?

LINE NEWSをみてても,SmartNewsをみてても,Yahoo!ニュース をみてても,ついつい開いてしまう恋愛コラム記事。通勤時間,昼休み,仕事の休憩中の手頃な暇つぶしとして恋愛記事は日々大量生産され,消費されている。読んでいても,何も生まないことはわかってる。なのに,ついついちょっとした空き時間に開いてしまう。書かれてある恋のノウハウやモテテクはどの媒体やどの記事も横並びで殆ど変わらないのに。タイトルにつられてついつい見てしまうものだから,アプリが「恋愛コラムに興味ある」と学習して,更に恋愛記事がサジェストされる頻度が増える…そうやって,恋愛記事サーフィンの循環にはまり込んでいってしまうのだ。

それにしてもどうして,こんなにも粗悪な恋愛記事や恋愛関連コンテンツがネット上に溢れているのだろう。

その大きな理由が,

「恋愛は比較的書きやすい題材で,それなりに気軽にクリックしてくれるが多いので,WEBサイトのPV数を稼いで広告収入を得るにはもってこいだから」

にほかならない。また,最近増えているマッチングアプリや婚活サービスの各社が,他社よりもクリック数や露出を高めようとライターを数多く雇い,競って恋愛記事を量産しているからだ。

そして私自身,過去の記事でクソみたいな恋愛記事をいくつも投稿したことを強く反省している。。。

 

2.恋愛記事サーフィンで無駄にしている時間ってどれくらい?

不思議なことに,もう恋愛する必要がない既婚女性,既婚男性でも割と恋愛記事がお好きだったりする。なぜか。彼ら,彼女らには「不倫・浮気」という重大な関心事があるから。おそらく,既婚,未婚を問わず,恋愛記事サーフィンに時間を潰してしまっている人は多いように思う。

もし,行きの電車で15分,昼休みに15分,寝る前に30分を恋愛記事を見るのに使ってしまってしまっていたとする。すると,1日1時間を恋愛関連記事サーフィンに無駄にしていることになる。

1ヶ月30時間。1年で365時間の無駄。

365時間といわれても,イマイチ実感が湧かない。

3.じゃあ,恋愛記事を我慢して何をすべきなのか?

恋愛ニュースを読む年間の365時間を使って,他に何ができるだろうか?

ずばり,「自分自身の魅力向上」に使うべしである。

365時間,TOEICの勉強に使えば,500点に届いていなかった人は点数が2倍になることだろう。英語できる人は魅力的である上,ビジネスでのチャンスも増える。TOEICでなくても,趣味を突き詰めた先にとれる資格はいくつもある。その一つが「ワインソムリエ」。意外性がある上,デートでの会話やお店選びのための引き出しになるはず。

別に資格でなくてもいい。恋愛記事を読む時間で,「自分が本当に好きなこと」をするのだ。本を読むのでもいい,絵や小説を書くのでもいい,楽器を練習してみるのでもいい。

おそらく,好きなことを通じて得られた特技やスキルそのものよりも,「好きなことや興味あることを突き詰めて楽しもうとする姿勢」にこそ,異性を惹き付ける力があるように思う。

4.恋愛記事を読まずして,恋愛はどこから学ぶべきなのか?

あてにならない恋愛記事を100本読むよりも,異性に実際に会ってやり取りするという「実戦」を積む以外に恋愛力を磨く方法はないと確信している。

恋愛は,異性とのコミュニケーションの延長でしかない。出会いがあったら,仲良く話せるようになるのが当面の目標。連絡取り合えるのが日常になったら次は,2人きりのデートまでこぎつけられたらラッキー。そしてさらに恋愛までたどり着けばなおラッキーというくらいに思っておけばいい気がする。

恋愛までたどり着くには,コミュニケーションの中でいかに自分のことを魅力的だと思ってもらうかが重要。そのための恋愛記事サーフィン断ちである。恋愛記事サーフィン断ちで得られた時間で,自分の魅力の引き出しを増やすのだ。

そもそも異性との出会いが少ない,あるいはない,というなら,恋活アプリを使ってみればよろしい。恋活アプリ運営会社の書いている粗悪な恋愛コンテンツには辟易しているが,恋活アプリやマッチングアプリがこの世にある以上,出会いを欲している人にとっては活用しない手はない。

恋活アプリやマッチングアプリを通じて異性に出会えはするものの,本当に自分にピッタリな人,好きになれる人に巡り会えるかは別問題。実戦を通じて自分の恋愛力を高め確かめる場と考えれば,出会いのためのサービスに多少投資するのも合理的に思える。