婚活に潜む「サクラ」の由来とは。街角で耳にしたサクラの現実




春ですね。

この時期はなんだか憂鬱。そう,花粉。ただいま絶賛花粉症にもがき苦しんでおります。

とはいえ,花粉のシャワーを浴び続けなきゃいけない春にだって,少しはいいとこはある。たとえばサクラ。そういえば先日の日曜日、目黒川の桜を見てきました!

天気も良く、ちょうど見頃🌸日曜日ということもあり,多くの人でにぎわっていました。

この写真は,目黒川に沿って目黒駅から中目黒駅に向かう途中の橋から,中目黒方向を向いて撮ったやつです。

そういえば,デートしてるカップルが大勢いました。前を見ても,後ろをみても,横を見ても,カップル,カップル,カップル!!仲睦まじく,サクラを背景に自撮りなんかしちゃって。晴れた日に満開のソメイヨシノなんて,インスタ映えでしかない。どーせ撮った写真を,インスタにあげるて「いいね!」をいっぱい稼ぐんですよね。はいはい。

…あぁ,せっかく美しいサクラを見て心も美しくなれるかと思ったのに,複雑な心境。こいつら全員,目黒川に落ちればいいのにとか思ってしまうブラックな自分がいました。

 

お花見スポットのカップルみてメンタルが折れたけれど,気を取り直して。

今回お伝えするのは,サクラはサクラでも綺麗じゃない方の,どちらかというとむしろ汚い方のサクラ。そう,婚活サイトや出会い系サービスに潜んでいるサクラです。

 

1.「サクラ」の言葉の由来とは

ウィキペディアのサクラの項目に,こんなふうに書いてありました。

本来は、江戸時代に芝居小屋で歌舞伎を無料で見させてもらうかわりに、芝居の見せ場で役者に掛声を掛けたりしてその場を盛り上げること、またはそれを行う者のことを『サクラ』といった。桜の花見はそもそもタダ見であること、そしてその場限りの盛り上がりを『桜がパッと咲いてサッと散ること』にかけたものだという。

これが明治時代に入ると、露天商や的屋などの売り子とつるんで客の中に入り込み、冷やかしたり、率先して商品を買ったり、わざと高値で買ったりするような仕込み客のことも隠語でサクラと呼ぶようになった。サクラを「偽客」と書くようになったのはこの露天商などが用いた当て字が一般に広まったものである。

今日では、マーケットリサーチや世論調査などにおいても、良好な調査結果をもたらすために主催者側によって動員されたりあらかじめモニターや調査対象者の中に送り込まれた回し者のことを、サクラと呼ぶこともある。

―― Wikipedia サクラ(おとり) より(2018/3/28 時点)

 

私も先日,サクラと思われる事例に遭遇しました。

新しくできたラーメン店のことを友人から耳にしました。ネットで営業時間調べてみると,「開店前には行列ができるほどの人気ぶり」とあったので,開店時間15分前に行って並んでみることにしました。そこには,大学生の先客が4人ほどいました。開店時間になって,5番目に店に通されました。初めて行った店なので,わからないことばかり。食券を買うところまでは何とかクリアしましたが,そこからが分からないこと続き。水はセルフ方式であるところ,お箸とレンゲとお手拭きもセルフ方式であるところ,ラーメンのカスタマイズ(油の量,味の濃さ,ニンニクの有無)など分からないとこだらけ。自分の前にいた4人はこれらをスムーズにクリアしていました。自分だけ,席とセルフスタンドを物を取りに何度も行き来するのが少し恥ずかしかったです。先客4人と店主とも気さくに話していたので,おそらく彼らは店の常連と思われました。ところが,ラーメンを食べながら店主と彼ら先客との話を聞いていると,少し違和感を感じました。

店主:「大学そろそろ始まる感じ?」

先客A:「4月の初めの方からですかね」

先客B:「俺のとこは2週目からです」

店主:「今日もありがとな」

先客C:「いえいえ,今日もうまいっす」

店主:「三月来てくれた分は今度渡すから,いつも助かる」

先客D:「ごちそうさまでした!」

といって先客4人は店を後にしていきました。もしかしてこれは,開店間もないラーメンの賑わいを演出するために,店主の知り合い or ラーメン店のバイト をサクラとして開店前の列に並ばせて,人気を演出しようとしているのではないかと思われました。意外と,身近なところにサクラっているもんなんですね。

2.小耳に挟んだサクラの現実

1週間前まで,帰省で金沢に滞在しておりました。その時に立ち寄ったスタバで,コーヒー飲みながらぼーっと座ってたらば,隣にいた女性2人組の会話がちらっと聞こえてきた。二人とも30代くらいの見た目で,顔が完全にそっくり。これは,姉妹と断定。

話を聞いていくと,二人姉妹の置かれた状況は大体こんな感じと推察。

 

姉:30代半ば。未婚で,子供がほしい。そろそろ結婚したいと思ってる。婚活したいけど,ためらってる。

妹:30代前半。既婚,子持ち。旦那の妹が婚活中。(旦那の妹は,バツイチ子持ち。前夫が自己破産をして離婚。現在,子持ち婚活中。)

 

それを頭に入れつつ,二人の会話の内容を拾っていくと,こんな感じでした。(二人は金沢弁で話していたので,金沢弁でお送りいたします)

 

姉:そろそろ結婚したいわ,子供も欲しいし。

妹:おねえちゃん,いい人は見つかったん?

姉:好きな人はおるんよ。

妹:ほーなん!どんな人なん?

姉:遠距離や。京都の人。たまに自分から誘って京都に会いに行っとるよ。

妹:いいやん!

姉:けどもたぶん片想い。相手を意識しているのは自分だけやし,あっちは結婚とか子供とか興味なさそう。たぶん,仲のいい女友達としか思われとらんわ。

妹:えー

姉:それとなく,結婚したいとかそういうアピールはしとるんやけどね。けど,そういう話になるとあっちが,「いい人紹介してあげようか~」とか言ってくるもん。

妹:えー,脈なさそうやん。まだ諦められんの?

姉:やっぱ,その人から気持ち離れんし,切り替えらんねんてね。

妹:そっか,難しいよね。

姉:みんな,どこで出会うんやろ?婚活とかしとるんかな。

妹:旦那の妹の話ねんけどね。前の夫が自己破産したから離婚して,いま婚活しとるってきいた。5歳の娘ひとりおって,この先シングルで育ててくのは不安みたい。

姉:ほーなんや。みんないろいろあるんやね。それって,お見合いなん?それとも,パーティーとかなん?

妹:パーティーってゆっとった。それも,男性側は公務員限定のやつ。

姉:公務員け!安定しとってよさそうやよね。

妹:けどね,そのパーティー,男性側にサクラがおったらしいねんて。

姉:えー,いまでもサクラとかおるんや。

妹:ほかの男性陣の中で明らかに若かったし,場のまわし方慣れとったみたいし,「あれはスタッフやな」って確信したみたい。

姉:うわ…

妹:そんな東京とかじゃないから,「男性の公務員」で合コンの参加者募集しても人数集まらんのかもね。

姉:こっちやったら,公務員とかすぐ結婚できそうやもんね。

妹:ほーやろーね。よっぽど何かある人じゃないと,公務員で合コンなんかいかんよね

姉:私も婚活しんなんとは思っとるけども,やっぱりそーゆう話きくと勇気出んわ…。

 

3.まとめ

このように,一部の合コン婚活サービスによる悪評のせいで,結婚を望む人々が婚活を利用する道を閉ざしてしまうのです…。
ひと昔まえの出会い系や合コンよりサクラは少なくなったといわれますが,それでもゼロではないのが現実なのでしょう。せっかくの大切なお金を払って出会いに参加するのであれば,サクラのないサービスを選びたいもの。

 

今後,SNSやネット情報をくまなく調べながらサクラのいないサービスを検証して記事にしていく予定なので,良かったらご覧ください。

サクラのいない婚活アプリを検証(仮)
サクラのいない街コンサイトを検証(仮)