婚活を始める動機は2つしかない。自分に合った婚活スタイルを。




ずばり結論から申し上げる。婚活を始める動機は,大きく分けてたった2種類しかない。

1つが,

「より早く結婚するため」

そしてもう1つが,

「よりよい相手と結婚するため」

…以上。

 

このうちの片方しかないという人は少なく,この両方の動機から婚活を始めるという人が大半だと思う。だが残念ながら,この両方を同時に達成することは無理である。

 

より早く結婚したいのであれば,あまり相手を選んでいる余裕などない。結婚相談所やお見合いで紹介される相手をあれこれ選んで,「この人じゃない,次!」「いや,この人もなんだかしっくりこない。次!!」というようにあまりにも相手選びに理想を求めすぎて慎重になっていては,時間とお金がどんどん溶けていってしまう。結婚相談所やお見合いは,お互い真剣に結婚したいという人しか登録していないため,結婚できる可能性は高いが,そのぶん,比較的料金も高く,紹介される人の数が限られていることが多い。そのため,自分の理想を妥協することを迫られる場面もあるかもしれない。

だが,理想を妥協してしまったからといって,幸せな結婚生活を送れないかというと,そうでもない。「この人と結婚する。この人としっかり向き合って,支えあって,これから一緒に生きていく」という固い決意を忘れなければ,結婚生活の中で相手の素敵な部分を見つけて,お互い大切にし合える関係を築いていくことができるように思う。

 

よりよい相手と出会い,結婚することを望むのならば,婚活が長期戦になることを覚悟しなければならない。よりよい相手を見つけるためには,ある程度大規模な人数が登録しているマッチングサービスや,婚活パーティーを利用することになるだろう。そのようなサービスでは,あなたは大人数のなかから「この人」という相手を見つける一方で,あなた自身も大人数の中で比較され評価されることになるのだ。マッチングやパーティーで出会った意中の人と連絡先を交換し,連絡を取り合うことができたとしても,相手はあなた以外の人にもアプローチしているかもしれない。そのため,多 対 多 の出会いの中では,理想の相手と出会えたとしてもマッチングが成立する可能性は低くなる。ゆえに,よりよい相手と結婚するための婚活をする上では長期戦になる覚悟が必要なのである。

 

「より早く結婚するための婚活」にせよ,「よりよい相手と結婚するための婚活」にせよ,重要なのは,「あなたが婚活するうえでどちらに比重を置くか」ということ。自分のニーズに適ったフィールドで戦わないと,結果が出ない婚活をずるずると引きずることになってしまうのだ。

 

「婚活を掛け持ちする」というのも,一つのアイデアだと思う。

「より早く結婚したい」けれども,相手も少しは選びたいという人は,結婚相談所をメインで使う以外にも,マッチングアプリを週2回くらい覗いてみてもいいかもしれない。

「よりよい相手と結婚したい」けれども,早く結婚できるに越したことはないと思っている人は,マッチングアプリや婚活パーティーを主戦場としつつも,1ヶ月に1回ほど,結婚相談所に相談にいってもいいかもしれない。