先日、一人でいきなりステーキに行った時のこと。旅行帰りに羽田空港に着き、東京モノレールに乗って浜松町で降りて、大門駅の近くのいきなりステーキに入った。
自分の目の前に、女性二人組が座っていた。片方が割とかわいくて、もう片方は微妙、という2人組。話の内容を聞くに、大学生だろう。近くに慶応大学があるので、もしかしたら慶応の女子学生かもしれない。
いきなりステーキをほおばりながら、顔を上げるとわりとかわいい方と目が合ってしまう。いきなりステーキのテーブルの構造上、仕切り部分の高さが低くて向き合った人と顔があってしまうのだ。
目のやり場に困る。ずっと下を向いて食べるのも変だし、だからといって相手を見つめるのもよくない。しょうがなく、斜め上の方にあったいきなりステーキ社長のにこにこポスターに視線をやっていた。
男1人が目の前に座っているという状況で、目のやり場に困るのは相手も同じだ。僕がポスターに目をそらしていても、相手からの視線を感じてしまう。そして、ちょっとドキッとする。いつもはサラリーマンに囲まれてガツガツとステーキを食べているけれど、今日ばかりはしっかりとナイフとフォークを使い分け、上品に食べるように努めた。
旅行帰りの移動で疲れていたのと荷物がいっぱいだったのと自分の勇気のなさから、実際にその2人組に声をかけてナンパするという行為には踏み切れなかった。それでも、ステーキを食べながら、頭の中でナンパのシミュレーションを色々めぐらしていた。
「男一人で、美人と微妙な女性二人組がレストランやカフェのそばの席にいる」という状況で、どうアプローチすれば美人の方に好感を持ってもらえるか、というのが今回のお題だ。
一つ、アイデアを思い付いた。
まず、2人組に向かって「すいません、突然なんですけど2人でじゃんけんしてもらえますか?」という声をかける。
2人に向かっていきなり「じゃんけんしてください」というのが厳しい状況なら、前段階としてもうすこし声掛けには工夫は必要だろう。そこは置いといて、とりあえずじゃんけんしてもらうことにが成功したとしよう。
もし、2人組のかわいい方がじゃんけんに勝ったら「おめでとうございます。実は、勝った方のお会計払ってあげようかなとおもってたんですよ」という。
もし美人な方が負けたら、「うーん、じゃんけん勝った方はそれはそれでラッキーなので、じゃんけんに負けてしまったアンラッキーな方のお会計を僕が払いますよ 笑」という展開にする。
これにより、じゃんけんの結果にかかわらずかわいいほうのお会計を払うことになる。じゃんけんの前に「勝った方のお会計はらいます」みたいなルールをあえて言わないのが、このナンパ方法のミソだ。
もっと自然な流れにするには、いろいろなフリや前置きが必要するかもしれないけれど、我ながらになかなかいいアイデアだと思う(笑)
残念ながら僕はそっちのプロじゃないし、勇気もない。この記事を読んでくださった人はぜひ、異性へのアプローチ方法の引き出しの一つにしていただければ幸いです。