異性に積極的な「コミュ障」!? 最近急増中の「新型コミュ障」の特徴とは




立ち読みの中で出会った「新型コミュ障」というパワーワード

本屋をぶらぶらするのは楽しい。

昨日,こんな本が本屋さんで pick up されていたので,手に取ってみた。

大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

(トミヤマユキコ・清田隆之 著,左右社)

ぱらぱらと目次を見ていると,

「新型コミュ障」

という言葉を発見した。

コミュニケーションが苦手な「コミュ障」という言葉はもともと知ってる。コミュ障のせいで,初対面の人とうまく打ち解けられなかったり,異性とうまく話せなかったり。コミュ障を克服できれば,もっと恋愛とか結婚とかに苦労しないのだろうと思っている人は多いはず。

従来のコミュ障とはどう違うのか?「新型コミュ障」ということばがしばらく自分の中の何かに引っかかっていた。本を買ってみて,新型コミュ障の項を読んでみて考えたことについて書いてみる。

「新型コミュ障」はむしろ異性に積極的?

従来型のコミュ障は,コミュニケーションが苦手で初対面の人や異性ととうまく話せない人たち。

一方で,最近は真逆のタイプも現れているらしい。それが「新型コミュ障」なのだ。

合コンやパーティーで初対面の女子に向かって「おまえ」と呼ぶ男子。会社で頭をなでたり肩をポンポンしてくる先輩男子。

彼氏でないのにも関わらず,相手との距離感や親密さを勘違いしてしまい過剰に近づきてしまうこのような人種,これが「新型コミュ障」の正体である。

合コンや婚活に参加するようになると,当然,異性との出会いが増える。そのような中で,

「ワンチャン,彼女できるんじゃね?(訳:ひょっとしたら,自分にも彼女できるかもしれない)」

という浅はかな考えで異性との距離の取り方を間違えてしまう男子が多いようだ。

大学に入学したての男子が,色気だって女子に絡みまくる「大学デビュー」というのも似たような現象だ。

なぜ「新型コミュ障」が増えている?

冒頭で紹介した「大学1年生の歩き方」の内容によると,「新型コミュ障」という勘違い野郎を大量に生んだのは,「恋愛ハウツー記事」のせいだそうだ。

今やネットに掃いて捨てるほど溢れている恋愛ハウツー記事,婚活ハウツー記事。このような記事は,

「女性は基本的にドM。男子に頭なでなでされたり肩ポンポンされたりすると,女子はきゅんきゅんする」

というようなことが,テクニックとして平然と書かれている。(私自身も,過去にはこんな内容のことを書いてしまったことは悔いている…。)

恋人をゲットしようとギラギラしている男子,そして恋愛経験が少ない男子がネット恋愛記事の内容をそのまま受け取ってしまうことで,「新型コミュ障」が誕生するらしい。ネットの恋愛記事に書かれている内容をそのまま受け取って行動にしてしまうのは危険。

恋愛や婚活で向き合うのは,恋愛記事のなかで作り上げられた「アプローチを待っている女性」ではなく,生身の人間。「相手がそれをされて嬉しいのか,相手がされたくないことは何か」を会話やしぐさの中で読みとるという真の「コミュニケーション能力」が必要になるのだ。

「新型コミュ障」にならないために,気を付けるべきことは?

恋愛記事には,動かしがたい不文律がある。

「※ただし,イケメンに限る」

ってやつ。ネットに書いてあるテクニックを表面的に理解しただけでうまくいくほど恋愛は甘くはない。

勘違いの新型コミュ障には不快感と嫌悪感を感じる。時には,勇気を出して女子の手を握ってみるという賭けが必要な場面もあるかもしれない。けれども,自分と相手の距離感と,自分の立ち位置(あるいは,恋愛市場価値)をわきまえないで急に迫って来るのは,恋のスピード違反。逮捕。

婚活や合コンの場面にもこのような「新型コミュ障」は多いように思われる。出会ったその日に男女の関係を誘ってくる人も,お互いの距離感と状況を把握できていない「新型コミュ障」の一種であろう。恋愛の距離感を勘違いしている「新型コミュ障」があまりにも多く存在するこの時代。だからこそ,心地よい距離感をとりながら異性と楽しくおしゃべりができる「コミュニケーション能力が高い人」はとても需要が高い。

コミュ障・新型コミュ障が「異性との場数」を踏むには?

コミュ障も新型コミュ障も,異性との場数を踏まないと自分のコミュニケーションスタイルは改善しない。

いくらコミュニケーションの方法や心理学を学んでも,アウトプットしないと意味がない。実践を通してこそ改善して成長していくのである。

そんな新旧のコミュ障の人たちのためにおすすめしたいのが,「マッチングアプリ」を使うという選択肢である。

マッチングアプリ最大手の「ペアーズ」を例に説明する。

ペアーズは,会員数が700万人を突破し,国内マッチングアプリ最大規模。それゆえ,都会でも地方でもちゃんと異性とマッチングするし,異性の選択肢が多い。

SNSで「いいね」を押す感覚で,気になった異性のプロフィールに「いいね」をする。

すると,相手に通知が届き,あなたからのアプローチが承認されれば,めでたくマッチングが成立。マッチング成立後に,1対1のトークが可能になる。そこでLINEを交換するのアリだし,デートの約束をするのもあり。

基本利用では月20人にも「いいね!」を送ることができ,1人に対してうまくいかなかったとしてもまた次がある。

そうやって,ペアーズなどのマッチングアプリを通して多くの異性とコミュニケーションの機会が得られれば,いざ「本命の人」が現れたときに,その鍛えたコミュニケーション力を発揮するのである。

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