彼氏/彼女持ちが婚活マッチングアプリを使うのは浮気か否か




どうも。恋愛合理主義者のかずずです。昨日で21歳になりました。どうか祝ってください。🎂

出会い、恋愛について日々感じていることを、恋愛合理主義者的思考で令和の恋愛塾にズバズバ書いて参ります。どうかお付き合いよろしゅう。

By the way …(英語の授業で習った中学生がよく使うやつ)

彼氏持ち女性や彼女持ち男性が婚活マッチングアプリを使うのは浮気なのか?恋人持ちの人々がアプリで新しい異性を探すのはいけないことなのか?この問いについて、考えたことを書いていきたい。

恋人持ちのマッチングアプリ利用、規約的にはOK?

郷に入っては郷に従え。マッチングアプリの利用者たるもの、運営者が定めている規約に従わないといけない。ここで、実際にマッチングアプリの規約を見てみましょかいな。

会員数800万人越え、日本最大級の規模を誇るマッチングアプリ「ペアーズ」の規約を実際に見てみたい。「恋人持ちがペアーズを利用していいか?」に関係する部分には、次の通りに書かれていた。

第23条(本サービスのご利用上の注意)

本サービスは、パートナーを真剣に探している18歳以上(高校生は除く)の交際相手がいない方、独身の方(現在離婚している方も含む)に対して、パートナー探しをサポートするサービスですが、 不特定多数の方がご利用になっているため、場合によっては本サービスを悪用されたりする可能性があります。そのような可能性があることをご認識のうえ、 他の会員(特にメッセージのやり取りを行う他の会員)に対してのやりとり方法、個人情報の開示に関しては、慎重に考えて、本サービスをご利用ください。また、やり取りをしている会員が独身・交際相手がいないか否かは初回登録時のFacebookの交際ステータスおよびご本人の自己申告による情報等を元に当社が合理的な範囲で判断しております。そのため、全ての会員様が18歳以上で、かつ独身・交際相手がいないことを保証するものではございません。他の会員に対して本サービス以外でのやりとり手段の提供、個人情報等重要な情報の開示を行う場合は、慎重に検討し自己の責任のうえで行うようにしてください。規約違反の疑いがある会員を発見し

ペアーズ 利用規約 より。(下線、太字および着色は編集者かずずによる注釈。)

あと、ペアーズの会員登録ボタンには「18歳以上かつ独身なので、利用規約・プライバシーポリシーに同意してFacebookでログイン」と書いてある。

以上のことから、2つのことが読み取れる。

1. 18歳以上・独身であれば会員登録が出来るが、恋人の有無は問われていない

2. ユーザーに恋人がいるかどうかについては運営は深く立ち入らない

早々にこの記事の結論になってしまいそうだけど、「恋人がいても一応利用できる」ということなんでしょう。

たとえユーザーに恋人がいたとしても、会員が一人でも増えてくれたら運営側にとってはうれしいですものね。

会員登録をするときやサービスを申し込むときに表示される規約の文章と「規約に同意する」チェックボックス。実際、多くの人は「早く会員登録してしまいたい、時間がもったいない」という理由で規約なんか1ミリも読まないと思う。読んでみると、サービス提供側のいろいろな思惑が透けて見えるので、僕みたいにひねくれていて暇な人にとっては、規約は読んでみると結構楽しかったりする。

規約的にはグレーでも、人間としてそれはいいのか…?

このページを読んでくださっている人には、付き合っている恋人と性格が合わない、マンネリ化して刺激がない、今の相手とは結婚までは考えられない、などなどの深~い事情があることと推察いたします。個々の事情には深く立ち入らないけれども。

結婚と違って、恋愛関係には法的な証明や義務があるわけではない。だから、「別に恋人がいてもマッチングアプリを使えばいいんじゃないですかー、犯罪になるわけじゃなるわけじゃないんだし。」とあっさり言ってしまうのも、なんだか違う気はする。

今の恋人が不満で、別のパートナーを見つけて新しくやり直したいという気持ちも分からなくはない。けれども、今の恋人に対する申し訳なく思う気持ちは大切にしてほしいと思う。少なからぬ時間を共にしてきたわけだし。

周りから見れば浮気、でも人生は一度きり

社会通念、社会の一般常識に基づいて判断するなら、「恋人がいるのにマッチングアプリで婚活・恋活をするのはナニゴトだ」ということになる。そして、マッチングアプリで新しいパートナーを見つけようとする時点で現在の恋人を裏切ってしまっているわけだし、それは浮気であると捉える人もいるかもしれない。

でも、人生は一度きり。出会うも別れるも新しいあいてを探すも、全部は自分で決めればいい。恋人がいるのにマッチングアプリを使って浮気だと言われ、別れる際に多少ゴタゴタしたとしても、今の恋人と一緒にいることに幸せを見いだせないなら、そのくらいの苦難は甘受すべきかもしれない。

恋愛は、ルールがあるようでルールが無いゲーム。人のものに手を出す輩もいれば、恋人がいるのにワンナイトしたり、法的責任が伴うにもかかわらず誘惑に負ける既婚者だっている。

「ポリアモリー」という概念の登場で複数の相手と関係を持つことが正当化されつつある今、恋愛はますます「何でもアリ」になってる気がする。

ポリアモリー(複数恋愛)はLGBT? 不倫,浮気との違いも解説

2018.10.08

恋人持ちが波風を立てずにマッチングアプリを使うには

まず、マッチングアプリを使っていることを相手に知られないようにするのは必須。相手を不快にせず傷つけないための秘密は、墓場まで持っていかなければならない。

そのためには、マッチングアプリ関連の通知はすべてミュートにすること。恋人持ちでマッチングアプリを使おうとすると、「最近、彼氏がスマホにロックした」「最近、彼女がスマホを見ている時間がますます増えた」などの浮気に当てはまる特徴が全部モロにでてしまう。(実際にやってることは浮気とほとんど変わらないのだが。)

浮気していると疑われないように配慮したいところだし、そういった理由から、あまり時間がかからず、面倒でなく、手軽に続けられるマッチングアプリを使う必要がある。

「毎日〇人の異性が紹介される」「毎日、異性からメッセージが届く」などのマッチングアプリは、恋人持ちが使うマッチングアプリとしては少し Too Muchかもしれない。

ちなみに、さっき紹介したペアーズは、SNSでいいね!を付ける感覚で、気になる異性に対していいね!を送ることができる。いいね!を送った相手に承認されるとマッチングが成立し、ペアーズアプリ上でメッセージ交換が可能になる。そこで、プロフィールでは書けなかったお互いの話をしたり、デートの約束をしたり。

このようなシンプルなシステムで、1か月で20人の異性に「いいね!」を送れるのがちょうどいい。女性は無料で利用できるし、男性側も無料会員のままでも異性検索まではできる。

マッチングアプリの相手に恋人持ちを伝えるタイミング

彼氏持ちが彼女持ちの人がマッチングアプリを使って、実際に相手とマッチングしたとする。今、自分に恋人がいることはどのタイミングで伝えるべきだろう?

基本的に、マッチングアプリで出会う人は「過ぎ去っていく人たち」という認識を持つべき。その中で恋愛に発展するのはほんの一握りの相手。だから、マッチングした相手に毎回「実は、彼氏持ちなんです」と伝える必要はない。

相手は、こちら側に恋人がいないことを期待して会いに来ているわけだから、彼氏や彼女がいることを伝えると相手の期待を裏切ることになる。それに、「恋人持ちとの恋愛で面倒なことに巻き込まれたくない」と思われて関係をフェードアウトされたり、「恋人持ちなのにマッチングアプリ使うとかクズかよ、運営に通報してやる!」と、最悪の場合強制退会まであり得るので、よく考えておきたいところ。

もし、マッチングした相手と何度も会うようになり、真剣に交際を検討しているなら、どこかのタイミングで「元カレ(元カノ)といまゴタゴタしているから、少し待って欲しい」という誠意を見せることも必要になるとは思われる。

マッチングアプリの恋活を「転職活動」と考える

In〇eed、ビ〇リーチなど、中途採用や転職サービスが盛んな今の時代。そんな時代、きっと恋愛用の「転職サービス」があってもいいのかもしれない。

「今の会社、ブラック、違うことがしたい、もっと成長できる場所で働きたい」という願いと同様に、「今の彼氏とは合わない、もっと一緒にいて楽しい相手と幸せになりたい」という願望もあってしかるべき。そんな人が勇気をもって新しい一歩を踏み出すキッカケになるのがマッチングアプリなのかもしれない。

転職活動も、ある意味で会社に対する浮気。採用されたときは「ずっとここで頑張ります」って言ってたかもしれないが、なんか違うと思ったら他の場所を探し始める。それに、転職活動は今の会社にいながら行うものだから、ある意味で「恋人がいる状態で新しい恋人を探す」状態に似ているのかもしれない。

会社に不満を抱えている人が思い切って転職して新しいキャリアをスタートさせるように、恋人に不満を持っている人だって新しい出会いを探したっていいはず。これこそが、恋愛合理主義者たる僕の、「彼氏/彼女 持ちがマッチングアプリを使うのは浮気か?」という問いに対する結論です。