App Store で「マッチングアプリ」で検索してみると,上位表示されるTop2が,ペアーズとタップル。
上位表示されるだけあって,ペアーズとタップルはApp Storeが認める2大マッチングアプリと言っても過言ではない。
どっちをインストールすべきなのか?どっちの会員になれば,より恋人や結婚相手が見つかる可能性は高まるのか?
他の比較サイトの情報がごちゃごちゃしていて,勧誘臭がすごくて嫌い。ペアーズとタップルのことを知りたいのに,他のアプリをおすすめしてくる部分が解せない。情報が多すぎて,マッチングアプリを始める前に萎えてしまった…。
そんな人のために,ペアーズとタップルの情報を要点に絞って比較したので,さらっと読んで大体の雰囲気を掴んでほしい。
記事の概要
ペアーズとタップルのユーザーについての比較
2012年にサービス開始したペアーズ。遅れること2年,2014年にサービス開始したタップル。
それぞれのユーザーについての情報を比較したい。
会員数はペアーズが2倍。会員数はそんなに重視しなくてもいい
2018年8月時点で,ペア―ズの会員数は800万人を突破。
タップルは,2018年5月時点で会員数は350万人を突破。
サービス提供が2年早いペアーズが2倍近い会員数を誇っている。
けれども,ペアーズとタップルのような数百万人規模の会員数になってしまえば,出会える可能性にそれほど大きな差がなくなるのも事実。
ペアーズとタップルのサービスの良しあしを比較する上で,会員数はそれほど気にしなくてもいい。
年齢層は似たり寄ったり,20代後半はペアーズがやや多
ペア―ズもタップルも18歳以上でないと会員になることができない。
タップルもペアーズも,会員の半数が20代。ペアーズの競合としてタップルが真っ向勝負を仕掛けているという状況から,両マッチングアプリが主戦場とする年齢層にはそれほど差はないといってよい。
「10代」「20代前半」「20代後半」…と世代を区切って,会員の世代別ピラミッドを見てみると,ペアーズもタップルも20台前半の層が一番多い。そこから年齢が離れるにつれ,徐々に割合が下がっていくというようなグラフをイメージしてもらうと分かりやすい。
あえて年齢層に違いがあるとすれば,ペアーズの方がやや20代後半の女性の割合が多いといったところだ。
どっちがかわいい,どっちがイケメンなのかはそれほど差はない
両方とも,数100万人の規模を誇るマッチングアプリ。
ネット上には,「〇〇の方がかわいい人が多い」「イケメンに出会うなら△△」という情報も見受けられるが,これほど大規模になると平均化されてそれほど差が出ない。
「〇〇の方がかわいい人が多い」ということを宣伝している人は,自分の接した一部分の異性しかみていないことによる,偏った結論だ。
ペアーズとタップルの規模になれば,「かわいい人の割合」「イケメンの割合」にそれほど差がなくなる。
かわいい人と出会いたい,イケメンがいいというユーザーは,自分の選球眼を磨くことと,運を高める以外に方法はない。
ペアーズとタップルの会員登録の手軽さを比較
facebookアカウントは必要ないが,あると便利
ペアーズもタップルも,facebookのアカウントを持っていなくてもユーザー登録できる。それでも,facebookは便利な認証の手段の1つ。
facebookのアカウントがない人は,電話番号などのほかの手段で本人認証することになる。
以前は,fecebookのフォロワーやフォローの人数がある程度いないと,会員登録が認められなかった時期もある。
最近のアップデートで,ペアーズもタップルも,フォロワー数やフォロー数が少ないfacebookアカウントも認証に使えるようになった。
ペアーズの場合,誕生日などのプロフィール情報の一部がFacebookと連動している。誕生日や名前を適当にしてfecebookのアカウントを作成したら,ペアーズのプロフィール欄も連動してしまうので注意が必要だ。
ペアーズもタップルも,facebookで認証したからと言って,facebookに変な投稿がなされたり,ペアーズやタップルを使っていることが他のfacebookユーザーに知られたりすることはない。
ペアーズなら,クレジットカード登録で本人確認を済ませられる
どちらのアプリも,18歳未満は利用できない。そのために,本人確認を含めた年齢認証の作業を行う必要がある。
タップルの場合,有効期限内の健康保険証・住民基本台帳カード・運転免許証・パスポートのいずれか1つが必要。
ペアーズの場合は,タップルと同様の公的書類に加えて,自分のクレジットカードの登録が本人確認の代わりになる。クレジットカードを登録すれば,公的書類で本人確認する必要のないペアーズの方が,タップルより手軽といえる。
いずれのアプリも,会員になるためには公的書類やクレジットカードの情報を差し出す必要がある。けれども,他のウェブサービスを使う上でもクレジットカード情報や個人情報を多かれ少なかれ差し出している。
今のところ,ペアーズやタップルに個人情報や電話番号を提供した後に,変な電話や勧誘が来たという例はネット上では見当たらなかった。
それでも,個人情報をウェブサービスに差し出している時点で,流出するリスクはゼロではないし,完全に安心しても大丈夫とは言い切れない。マッチングアプリに限らず,ネット上での個人情報の扱いにはいつも気を付けたいところだ。
マッチングするまでの流れ,基本的な使い方を比較
ペアーズもタップルも,実名を出さずに使用可能
「facebookの情報や公的書類の情報を提出しないといけないから,ペアーズもタップルも実名が相手に公表されるのではないか?」という不安を持っている人も多いはず。
幸い,ペアーズもタップルもニックネームを登録して使用することができる。どちらのアプリも,正しく使っている範囲では不特定多数の人に自分の名前が知れ渡らない点は安心できるといえる。
ペアーズでマッチングが成立するまでの流れ
ペアーズで異性とのマッチングが成立する流れは次の通りだ。
1.希望の条件を検索する(居住地,年齢,趣味など)
2.検索結果の一覧から,気になった女性に「いいね!」を送る
3.相手に通知が届き,送った「いいね!」が承認されれば,マッチングが成立
4,マッチングが成立した相手と,メッセージ交換が可能に
5,メッセージ交換でデートの約束などをして,うまくいけば交際へ
タップルでマッチングが成立するまでの流れ
一方で,タップルで異性とのマッチングが成立する流れは次の通りだ。
1.希望の条件を検索する(居住地,年齢,趣味など)
2.検索条件にマッチする異性の「カード」が表示される
3.異性のカードの1枚1枚に対して,「いいかも」or「イマイチ」の判定をする
4.相手に送った「いいかも!」が承認されれば,マッチングが成立
5,マッチングが成立した相手と,メッセージ交換が可能に
6,メッセージ交換でデートの約束などをして,うまくいけば交際へ
ペアーズとタップルの,マッチングまでの最大の違い
ペアーズでもタップルでも。恋人を作るには2つの段階を乗り越えなければならない。
まずは,アプローチを承認してもらう段階。そして,メッセージ交換をして実際のデートにこぎつける段階。この2段階を乗り越えれば,相手の異性との逢瀬を楽しむことができるのだ。
ペアーズで送るのは「いいね!」であり,タップルで使用するのは「いいかも!」である。くれぐれも間違えないように。
ペアーズとタップルで大きく異なるのが,条件にマッチした異性を判定する方法。
ペアーズでは,女子の一覧が表示されて,その中から気に入った人にいいねを送ることができる。
一方でタップルでは,カードの一人一人に対して「いいかも」or「イマイチ」の判定を下していく。
一覧で表示されるペアーズの方が,効率よくいい人を見つけられるといえる。けれども,逆に自分がプロフィールを判定される側だったら,タップルのように1人1人に対して直観的に判断を下してもらえる方がありがたい気もする。
それでも,Googleの検索結果のように,条件にマッチした異性の一覧から判定できるペアーズの方がやや便利かなというのが個人的な実感である。
ペアーズもタップルも,プロフィールで魅力をアピールできなければ,他の候補に負けてしまってマッチングできる可能性が大きく下がってしまうのだ。
マッチングの「量」のタップルと,「質」のペアーズ
ペアーズでは,1か月間に送れる「いいね!」の数が制限されている。
一方でタップルは,検索して表示される「カード」の枚数が制限されている。
ペアーズは検索しただけでは「いいね!」は減らないけれども,タップルでは異性を検索しただけで,表示可能な異性の「カード」の枚数を消費してしまう。
つまり,タップルでは,検索したら「いいかも」を送らないと損してしまうシステムなのだ。そのため,相手に「いいかも」を送るハードルが低く,マッチングする量は多い。けれども,お互いのハードルが低い中でマッチングし合った同士。いざメッセージ交換したり顔が分かったりすると,がっかりすることは多い。また,相手からの「いいかも」が比較的たくさん届くので,その1つ1つにしっかり対応するのが面倒になってしまうという人も多いと聞く。
タップルで1か月間に付与される「カード」の枚数は,ペアーズで1か月間に付与される「いいね」よりも多い。そのため,アプローチできる異性の数はペアーズよりも多いので,マッチングの量はタップルの方が多い。
一方でペアーズは,相手をよく吟味してから「いいね」を送ることになる。そのため,1回「いいね」するためのハードルは高い。マッチングが成立する数で見るとタップルより劣ってしまうが,1回のマッチングの質は高い。質が高いということは,その後のデートや恋の発展につながる可能性が高いということだ。
マッチングの量を重視するタップルと,1度のマッチングの質が高いペアーズ。この部分に,両アプリの本質的な違いが表れている。
結婚につながる出会いを求めるなら
会員層に関する部分で,「ペアーズの方が20代後半の女性の割合が多い」ということを延べた。
20代後半女性というと,30代の足音も聞こえるようになり,結婚を考え始める時期。そのようなアラサー女性たちにペアーズの方が受け入れられるということから考えると,結婚につながる出会いを求めるならペアーズを利用するのが得策といえる。
異性に送れる「いいね」数が制限され,1つ1つの「いいね」を真剣に消費せざるを得なくなり,マッチングの「質」が高くなるペアーズ。そんなペアーズの方が,一生を共にするような異性を探す場には適しているのかもしれない。
ペアーズとタップルの基本料金についての比較
両アプリとも,女性は基本料金無料
ペアーズもタップルも,女性は無料で基本機能は使用可能である。
ペアーズとタップルの男性料金は…それほど差がない
LINEでスタンプを購入したりゲームに課金したことがある人なら分かるかもしれないが,スマホではクレジットカード,docomo ID,apple pay などのいくつかの決済方法がある。ペアーズでもいくつかの決済方法が使用でき,決済方法によって実質料金が少しずつ違う。
今回は,男性料金をクレジットカードで支払ったときの金額を比較しよう。実質料金は,クレジットカードで支払ったときが一番安い。
ペアーズとタップル,男性 基本料金 クレジットカード支払い時
ペアーズ | タップル | |
1か月 | ¥2,980 | ¥2,980 |
3か月一括 | ¥2,660/月 | ¥2,860/月 |
6か月一括 | ¥2,330/月 | ¥2,380/月 |
12か月一括 | ¥1,665/月 | ¥1,898/月 |
料金にそれほど大差はない。一括で支払っても,1か月数百円の差だ。
このくらいの差しかないのなら,自分にピッタリ合った方のマッチングアプリを使うのが得策といえよう。
「恋愛合理主義者」的,マッチングアプリ活用法
どちらも,会員登録と異性検索だけなら無料利用可能
ペアーズもタップルも,会員登録は無料でできる。
そして,異性を検索して「いいね!(ペアーズ)」or「いいかも!(タップル)」を送るのも無料でできる。ペアーズは無料ユーザーに対しても,一定数の「いいね」は付与されているし,タップルでも無料ユーザーには異性を検索するための「カード」は一定数与えられる。
ログインボーナスで「いいね!」や「カード」も付与されることがあるので,出来る限りお金をかけずに異性を探したいという人はイベントやログインボーナスなどの小技で増やしていく方法もアリだといえる。
無料の範囲内だったら,一応「マッチング」するところまでたどり着くことができる。けれども,その先の「メッセージ交換」をするためには,有料会員になっておく必要があるのだ。
異性探しは無料ユーザーでも可能。けれども,メッセージ交換して実際に会うためのチャットをするためには,有料会員になっておく必要があるということなのだ。
片方に課金する or 無課金で掛け持ちはどっちがおすすめ?
ペアーズもタップルも,無料会員でも異性を探すところまでできる。
ペアーズとタップルを使い倒して最速で恋人をゲットするには,「無料会員で掛け持ち」をおすすめする。
ペアーズとタップルの両方に会員登録しておいて,「いいね(ペアーズ)」や「カード(タップル)」を最大限消費しながら異性を探す。そして,気に入った人とマッチングした方のアプリに課金して,メッセージ交換をするという手法だ。
「2大マッチングアプリ」の両方に足を突っ込んでおくことで,両方を比較しながら自分に合った方に軸足を移すという使い方が可能になる。
クレジットカードで本人確認ができ,効率的に異性を検索でき,1つ1つのマッチングの「質」が高いペアーズ。
一方で,気軽に「いいかも」を送ることができて,多くの異性とマッチングすることが期待できるタップル。
両方のいいところをフルに生かしつつ,成果が出た方に軸足を移すというのが「恋愛合理主義者」の僕の答えだ。
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