高収入の人と結婚した人に抱く,もやもやした気持ちの正体




「理想の結婚相手」の条件を3つ挙げるとしたら?

誰しも真っ先に,顔,高学歴,そして高収入が思い浮かぶはず。その中から今回は,「高収入」について考えていきたいと思います。

 

結婚のメリットは,家計や住居をともにすることで,別々に生活を営むよりも経済的な負担が軽くなる点にあります。そんな中で,結婚相手が高収入であれば,より生活は楽になることでしょう。

また,結婚相手の収入が,結婚相手のランクやステータスを構成する要因であることも事実。ほどほどの収入の相手と結婚するより,高収入の相手と結婚した方が,周りからもうらやましがられる。そして,まわりからうらやましがられるのは自分にとっての快感。ステータスが高い人と付き合ったり結婚したりすることの裏には,承認欲求が満たされるという心理や,自分がその相手に見合うほどの人間だということを確認できるという心理が隠れている気もします。むしろ,生活が楽になるという安心感よりも,ステータスが高い結婚相手と一緒にいられるという快感の方が多くを占めているような気がしなくもない。

一流企業勤務の人や高収入の人と結婚した人の話を聞くと,なんだかもやもやした気持ちになったり,嫌悪感を覚えたりする人も多いことでしょう。私もその一人です。もやもやの正体は,高収入の人と結婚したことにこのような裏があることを感じてしまうからに他なりません。

長く付き合っていて,お互い深く愛し合っているカップルで,たまたまその相手が高収入だった,というケースならまだ許せる気がする。だけれども,婚活を通して出会った相手で一流企業勤めとかだったら,「絶対カネ目当てやろ!!」と心の中でツッコミをいれてしまう。嫌悪感MAX。

 

「相手を好きでいらるなら,相手の収入やおカネなんて関係ない。どんなに大変でも,二人で支えあって生きていけるような相手と結婚したい」と思う方を,私は心から応援しています。「収入やおカネに関係なく,お互いに愛し合える人」は,マッチングサービスやお見合いサービスの検索機能に頼っても見つかりませんし,相手のプロフィール欄を見ているだけでも分かりません。どれだけ異性のプロフィールを見てあーでもない,こーでもないと考えていても相手がどんな人かは見えてはこないもの。メッセージなどをやり取りしたり,実際に会ってみたりする中で,だんだんと見えてくるものだと思います。

どうか,「自分にぴったりと結婚したい」と思っているひとりとりが,お互いに深く分かり合える素敵な人と出会えますように。